先日、山形大学産学連携教授の志村 勉氏のインタビュー記事を読んで大いに感銘を受けました。志村教授は、私も在籍したことのあるアタッカービジネススクールの講師を数年間されていたこともあり親近感があります。

近年、山形大学の教授となり活躍されています。志村教授によると、「社長が得意先へと訪問した回数が多い企業ほど業績が良い」ということが経験的にわかっているそうです。

つまり、顧客との接触回数が多いほど、直接の対話を通じて相手のことがよくわかり、変化にもすぐに気づいて対処が出来るようです。

これは、私も自らの経験から納得できます。VC勤務のとき、有望な会社を発掘し、投資の可能性があれば何度も社長との面談を重ねました。

そのうちに相手の会社ことがよくわかってきて、自然と投資しやすい環境になりました。投資した後も面談するほど、会社のことがよくわかり、サポートしやすくなって行きました。

さらに、ビジネスモデルについては、「まねするのではなく、考え方をまねる」という発想に大いに共感できます。実際、会社の数だけビジネスモデルがあるとすると、ビジネスモデルの数は何千何万とあることになります。

このような現状のもとで、ビジネスモデルを真似するのではなく、その仕組みや考え方を学ぶという発想は、当講座の考えそのものではないかと思います。

お客様に継続的な価値を提供するために何ができるかということに時間を使うこと。その積み重ねが、他社がまねできねい優位性を生んでいくということになるのです。

顧客目線から会社の機能をよく研究して「継続的な価値」を提供できるようにする。そのようなサービスを考えることが大切です。

志村教授は、このような考え方のもとに実業経験を活かしたコンサルティングとして様々な企業の業績向上に貢献しています。