今、『任天堂の岩田前社長が残した言葉』が注目を集めています。

私は日頃セミナーで、自分の「内観」を知りましょうと話しています。
「内観」は、「好きなこと」や、「得意なこと」のことです。

では、「好きなこと」と「得意なこと」
いったいどちらを優先すべきでしょうか?

私は今まで、この疑問に、はっきりと答えることができませんでした。

今回、岩田社長の言葉が、大きなヒントになりそうです。

具体的には、次のくだりです。

”好きじゃないけど得意なこともありますし、好きだけど、実はあんまり得意じゃないよっていうことも結構あって。だから、仕事というのは「得意なこと」をやった方がいいんです。好きだけど得意じゃないことに溺れると、仕事っておかしくなることが多いんです。

自分の労力の割に周りの人がすごくありがたがってくれたり、喜んでくれたりすることってあるじゃないですか。要するにね、「それがその人の得意な仕事なんだ」って話で。逆に、自分的にはすごい努力して、達成感もたっぷりあるのに、周りからは「はあ?」みたいに思われることもあって。それはね、本人が好きだったとしても、実は不得意なことかもしれないんですよ。”

つまり、ほかの人には意外と難しいものが、簡単にできる、
それこそが長所であり得意分野だとのこと!

ですから、「好きなこと」と「得意なこと」なら
「得意なこと」の方が、成功する確率が高いかもしれません。

私は、親のすすめもあり大学は薬学部でしたが、
薬剤師試験を僅差で現役合格できませんでした。
医療には興味があったのですが、努力したわりには成果がでませんでした。

ところが、10年勤務した製薬会社からベンチャーキャピタルに転職し、入社2年目で初めてベンチャー投資を行ってみたところ、自分の予想以上の成果がでたのです。

私は、ベンチャー投資の肝とは、経営者だと思っています。
今に思うと、自分は、会社の経営者の懐に入り、
上場できる会社かどうか見極めることが得意だったと言えます。

努力することはもちろん大事ですが、その人個人に元々備わっていたものがあるなら、それを見つけ出して伸ばしていけば、さらなるステップアップが期待できそうです。それを見つけ出す方法が「やってみて楽かどうか」ではないでしょうか。!

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